マンションのゴミ置場のルール
マンション敷地内のゴミ置場の使用ルールは、マンション毎に違いがあるため、引っ越してきた場合には、そのマンションでのルールを確認しましょう。まず、自治体の決まりで「曜日ごと」や「隔週の月曜日」「第二水曜日」といったスケジュールで、指定されたゴミの種類を出すルールになってます。
その上で、マンションによって「24時間いつでもごみを出せる」「回収日前日の夜8時から当日の8時まで」と時間制限を設けている場合もあります。以前住んでいたマンションでは平気だったのに、今度のマンションではルール違反となるケースもあるわけです。マンションのゴミ置き場に「いつでもゴミがだせる」場合には利便性が上がる半面、臭いや虫が湧くといった問題もあります。
マンションのゴミ置場には「暗黙のルール」がある?
実際には、マンションのゴミ出しのルールを「管理規約」や「使用細則」に明記している分譲マンションは少ないでしょう。「何となく前日の夜にゴミを出すのはOK」と暗黙のルールで運用されている場合も多いようです。マンションに引っ越してきてゴミ置場の「ルール」や「使い勝手」がわからない場合には、管理会社の担当者や管理員さんにルールを確認をしましょう。
マンションに引っ越してきて、マナー違反のゴミ出しをおこなうと入居早々にトラブルの原因になりますのでマナーを守りましょう。
ゴミの分別ルールは自治体が定める
マンションのゴミの「分別ルール」は、管理組合ではなく自治体が定めています。ゴミ置場の壁や掲示板に自治体が作成した「分別のルール」が貼付されていることも多いでしょう。昨今では「燃えるゴミ」「不燃ゴミ」の分別のほか「プラスチック製容器」や「ペットボトル」「古紙」など、分別は複雑になっています。
粗大ごみは自分で手続きおこなう
マンション管理組合で抱えるトラブルのひとつに「粗大ごみの放置」の問題があげられます。粗大ごみは基本的に自分で手続きをおこなって「粗大ごみシール」を貼ってから「自治体」や「業者」に回収してもらう方法が基本です。粗大ごみを出す場合には自治体にルールを確認しましょう。
引っ越しの際にマンションにゴミ置場を放置する方が後を絶ちません。こうした不正行為は絶対にやめましょう。
管理員さんも困っているゴミの分別の問題
マンションの住人が出したゴミの分別が適切にされていないとゴミを収集してもらえません。こうなると清掃員や管理員が回収されなかったゴミ袋を開封して分別をするほかありません。管理員がゴミ袋の中身を見ることで「プライバシーの侵害」といったクレームにつながる恐れもあります。また、可燃ごみにまぎれたガラス片などで怪我をすることもありますので、分別ルールは守らなくてはなりません。
「ゴミ出しのルール」の違反者を見かけたら?
ごみ出しの「ルール」や「マナー」を守っていない方を見かけた場合には「住人同士のトラブルを防ぐ」ため、違反者に直接注意をするのでなく「管理員」や「管理会社の担当者」に連絡をして「ゴミ出しマナーについての注意文」を掲示板に貼り出したり、全戸へ投函するなどの対応をしてもらいましょう。それでも、マナーが改善されない場合には、その不正に出されたゴミの写真を撮って「注意文」に掲載するとより効果的です。
この記事のまとめ
マンションでは、24時間ゴミ出しをできる物件も多く忙しい方にとっては有難いことです。しかし、マンションによっては「当日の朝に出すルール」が厳密に定められていることもあります。これは、前日に出すことによって臭いや虫が発生を防ぐためのルールです。
自分ひとりくらいならマナーを守らなくても良いといった気持から、マナー違反のゴミが新たなゴミを誘いマンション全体が汚れるといった結果になりかねません。マンションは共同生活の場ですので、各々がマナーを守ってゴミ置場を常に清潔にしてお互いに気持ち良く生活できるようにしましょう。