マンションを管理するためには相応の費用が必要になります。それを賄うのが管理組合が区分所有者から徴収する管理費や修繕積立金です。両者は、全く性格が異なるため、区分して経理しなければなりません。管理費は、建物の共用部分、敷地及び附属施設の管理を行うための諸費用に充てるために徴収される費用です。管理費は、建物の共用部分、敷地及び附属施設の管理を行うための諸経費であり、区分所有者全員で負担しなければなりません。マンションを他人に貸している区分所有者も支払う義務があります。管理費は、マンションを管理していく上で、当然必要なものですので、そのため、一人でも滞納するといろいろと支障を来すことになります。滞納が長期化すると、管理組合会計の収支が圧迫され、管理業務が予定どおり実施できず、管理組合運営や資産の保全に重大な影響を来すため、未収金の徴収については積極的な対応が必要です。
各住戸の「管理費」や「修繕積立金」の負担割合の決め方
管理費と修繕積立金は、区分所有者が所有する専有部分の床面積の割合に応じてより決定している管理組合が大半です。この決め方は法令等で定めらているわけではないため、管理規約でそれとは違う方法での算定とすることも可能です。
「管理費」の徴収から支出までのながれ
管理組合が徴収する管理費は、各戸の専有面積に 応じて集める管理費が「収入」にあたり、一方、管理会社に支払う管理委託費、共用部分の光熱費や保険料などが「支出」にとなります。
【支出】管理費から支払われるもの
「管理費」 は文字どおり、マンションの日常的な維持·管理に使われる費用の支払いに充てられます。たとえば、共用部分の電気代や水道代といった経費や、管理組合が加入している共用部分の保険料などです。
管理費からの支払いの中でも最も大きな割合を占めるのが管理会社に支払う管理委託費です。
【内訳】管理費からの支払いコストの割合
管理委託費とは管理会社への支払いのことです。管理費会計からの支払いの中で最も大きな割合を占めるのがこの管理委託費です。管理費を下げるためには、この管理委託費の額を削減することが重要になります。
マンション管理組合の3大コスト
管理組合の支出の中で最も負担が大きいなコストは「管理委託費」。次に「火災保険」「電気代」などが管理コストの中でも大きな割合を占めています。
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