近年のマンションでは、自動ドアはあって当たり前の設備になっています。多くのマンションでは、自動ドアとオートロックが連動して防犯機能を向上させる役割も担っています。自動ドアのメンテナンスは、法定点検ではないため、法律で点検が義務付けられているわけではありません。しかし、自動ドアは使用頻度も高いので、設置年数や使用頻度によっては故障が発生します。自動ドアのセンサーが故障すると安全面での問題が生じるほか、扉が閉まらないことで防犯上も望ましくありませんので定期的な点検を入れる方が望ましいでしょう。
マンションの自動ドア
自動ドアの保守点検費用
マンションの自動ドア設備
マンションのように人の出入りの多い施設では、重いドアでも自動で開閉し、オートロックを組み合わせてセキュリティーを高めることができる自動ドアが採用されています。マンションによっては駐輪場の出入り口にも自動ドアを設置して、自転車の出し入れの際の利便性や防犯性の向上を図っています。
ご自身のマンションの自動ドアのメーカーは?
一般的な分譲マンションで設置されている自動ドアのメーカは「寺岡オートドア」「ナブコシステム」の2社が多いでしょう。
【 寺岡オートドア株式会社 】 「TERAOKA」ブランド自動ドアの全国総発売元
創業以来、「奉仕の自動ドア」をモットーに、専門メーカーとして100万台以上の自動ドアをお届けしてまいりました。グローバル化し多様化する現代においても、自動ドアを「社会の公器」としてお役に立てていただくために、これからも高機能な製品を提供してまいります。まずはお気軽にご相談ください。
自動ドアのナブコシステム | 【自動ドアのNABCO】東日本地区販売代理店
自動ドア国内シェアNo.1、NABCOの東日本地区販売代理店、ナブコシステムのサイトです。24時間365日のサポート体制でお客様の安心と信頼にお応え致します。
エントランス入り口の自動ドア化
現在自動ドアでないマンションでも後付けで自動ドアやオートロックを取り付けるケースも増えています。築年数の古いマンションでは、エントランスの扉が手動で開閉するタイプが少なくありません。マンション住人の高齢化に伴い、マンションにおいても「バリアフリー」への対応が必要になっています。大規模修繕工事の際に、自動ドアに改修することで、高齢者や車椅子の方の出入りが容易になるほか、オートロックを設置すれば防犯面も向上します。
自動ドアの点検費用の目安
自動ドアの保守契約にもエレベーターの契約と同様にPOG契約、フルメンテナンス契約といった違いがあります。また、故障発生時の出張費用や自動ドアの部品取替時の費用などは契約内容によって異なりますので、管理組合で点検業者を選択する場合には確認が必要です。
- メーカー系自動ドア保守点検会社:1回あたり2~2.5万円程度
- 独立系自動ドア保守点検会社:1回あたり1.5~2万円程度
マンションでは、メーカー系の業者が保守点検をおこなっていることが多いと思いますが、コスト削減を目指すのであれば、独立系の業者から相見積を取得するのも良い方法です。
自動ドアの点検の必要性
自動ドアは法定点検ではありませんが、メンテナンスを行わないと故障や作動不良の恐れや装置の寿命も短くなってしまいますので定期的に点検を入れた方が望ましいでしょう。全国自動ドア協会では、年間4回の点検を推奨しています。点検では、センサーの調整や可動部分のグリスアップなどをおこないます。