問21
共同住宅の各種調査、検査、報告の義務に関する次の記述のうち、建築基準法、消防法によれば、正しいものはどれか。
1 建築基準法第12条第1項に掲げる建築物の定期調査及び同条第3項に掲げる昇降機以外の建築設備の定期調査は、一級建築士若しくは二級建築士でなければ行うことができない。
2 建築基準法第12条第1項に掲げる特殊建築物の定期調査は、5年に1回実施しなければならない。
3 建築基準法第12条第3項に掲げる昇降機の定期検査は、3年に1回実施しなければならない。
4 消防用設備等の点検の結果についての報告は、3年に1回実施しなければならない。
- 解答
- 4
問22
マンションの遮音に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1 音の伝わり方には、固体伝搬音と空気伝搬音がある。
2 床衝撃音の遮音性能を評価する衝撃源として重量衝撃源と軽量衝撃源があり、子供の椅子からの飛び降りは、軽量衝撃源に分類される。
3 界壁の遮音等級D値は、その値が大きいほど遮音性能が高い。
4 床衝撃音の遮音等級L値は、その値が大きいほど遮音性能が低い。
- 解答
- 2
問23
マンションの住戸における電気の配線に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1 単相3線式で200ボルトの電気器具を使用する場合においては、3本の電気配線のうち中性線と他の電圧線を利用する。
2 単相3線式で引込んでいる住戸においては、漏電遮断器は中性線欠相保護機能付のものとするのが望ましい。
3 エアコン用のコンセントは、専用回路とするのが望ましい。
4 3路スイッチ等を使用することにより、複数の箇所から照明器具のスイッチのオン、オフが可能となる。
- 解答
- 1
問24
消防法第1条(目的)の次の記述のうち(ア)(イ)(ウ)に入る用語の組合せとして、正しいものはどれか。
この法律は、火災を予防し、警戒し及び(ア)し、国民の生命、身体及び財産を火災から保護するとともに、火災又は(イ)等の災害による被害を軽減するほか、災害等による傷病者の搬送を適切に行い、もつて安寧秩序を保持し、(ウ)に資することを目的とする。
- 解答
- 1
問25
コンクリートに関する次の記述のうち、建築工事標準仕様書・同解説(JASS 5)によれば、最も適切なものはどれか。
1 コンクリートの計画供用期間とは、建築物の計画時又は設計時に、建築主又は設計者が設定する、建築物の予定供用期間であり、3つの級が設定されている。
2 空気量とは、硬化後のコンクリートに含まれる空気(骨材内部の空気は含まない)の容積のコンクリート容積に対する百分率をいう。
3 運搬とは、フレッシュコンクリートを工事現場の荷卸し地点から打込み地点まで運ぶことをいう。
4 品質基準強度とは、構造体の要求性能を得るために必要とされるコンクリートの圧縮強度であり、通常、設計基準強度と耐久設計基準強度を確保するために、コンクリートの品質の基準として定める強度である。
- 解答
- 4
問26
建築基準法第12条第1項に規定される特殊建築物において、定期調査の調査項目に含まれないものは、次のうちどれか。ただし、特定行政庁の定めるものは除くものとする。
1 機械式駐車場の劣化及び損傷の状況
2 擁壁の劣化及び損傷の状況
3 サッシ等の劣化及び損傷の状況
4 避雷針、避雷導線等の劣化及び損傷の状況
- 解答
- 1
問27
マンション標準管理規約のコメントにおける長期修繕計画の内容に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1 既存マンションの長期修繕計画は、計画期間が25年程度以上であることが必要である。
2 計画修繕の対象となる工事として、外壁補修、屋上防水、給排水管取替え、窓及び玄関扉等の開口部の改良等が掲げられ、各部位ごとに修繕周期、工事金額等が定められていることが必要である。
3 長期修繕計画の作成又は変更及び修繕工事の実施の前提として、劣化診断(建物診断)を管理組合として併せて行うことが必要である。
4 長期修繕計画の内容については、定期的な(おおむね10年程度ごとに)見直しをすることが必要である。
- 解答
- 4
問28
マンションの給水設備に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1 受水槽にマンホールを設置しなければならない場合には、そのマンホールは直径50_の円が内接するものでなければならない。
2 ウォーターハンマーを防止するためには、各水栓器具に減圧弁を設けなければならない。
3 飲料水の給水系統と消防用水の系統は、逆流を防止する装置などを利用すれば直接連結することができる。
4 給水立て主管から各階への分岐管には、分岐点に近接した部分で、かつ、操作を容易にできる部分に止水弁を設けなければならない。
- 解答
- 4
問29
マンションの敷地上の駐車場に関する次の記述のうち、マンション標準管理規約によれば、不適切なものはいくつあるか。
ア 駐車場使用契約により使用者から使用料を徴収している以上、管理組合は必ず車両の保管責任を負わなければならない。
イ 駐車場使用者は、その専有部分を他の区分所有者に貸与した場合にあっても、区分所有者である以上、当該駐車場使用契約は効力を失わない。
ウ 駐車場使用者が、管理費、修繕積立金等の滞納等の規約違反をしている場合にあっても、駐車場使用細則、駐車場使用契約等に明文規定がなければ、管理組合は当該駐車場使用契約を解除することはできない。
エ 賃借人等の占有者にも駐車場を使用させることができるようにするためには、管理規約を改正しなければならない。
1 一つ
2 二つ
3 三つ
4 四つ
- 解答
- 2
問30
次の記述のうち、区分所有法及びマンション標準管理規約によれば、不適切なものはいくつあるか。
ア 管理組合が、大規模修繕工事の実施に向け、一級建築士事務所とコンサルティング契約を締結する場合において、理事会が、同契約の締結を管理組合の業務に関する重要事項であると判断したときは、契約の締結に関する決定を理事会の決議で行うことができる。
イ 管理組合に専門委員会を設置するには、理事会の決議で設置することができる場合がある。
ウ 理事長が管理費等の滞納者に対して、管理組合を代表して管理費等の支払請求訴訟を提起するには、マンション標準管理規約によれば、理事会の決議で行うことができる。
エ 理事長が、外壁に穴を開けた区分所有者に対して、共同の利益に反することを理由に区分所有法第57条に基づき原状回復を請求するには、理事会の決議で行うことができる。
1 一つ
2 二つ
3 三つ
4 四つ
- 解答
- 1,2