問21
住戸への電気引込み及び住戸ごとに設置される住宅用分電盤に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1 一般住宅への配線方式には、単相2線式と単相3線式があるが、単相3線式の場合には中性線欠相保護機能付きにすべきとされている。
2 住宅用分電盤内には、サービスブレーカー(アンペアブレーカーとも呼ばれている。)、漏電遮断器、安全ブレーカーが設置されているが、これらはすべて電力会社の所有物である。
3 最近のマンションの住戸への電気引込みでは、100Vと200Vを同時に供給できる単相2線式が主流となってきている。
4 住宅用分電盤の設置工事は、第1種電気工事士又は第2種電気工事士が行わなければならないが、安全ブレーカーの増設や変更は第1種電気工事士又は第2種電気工事士でなくても行うことができる。
- 解答
- 1
問22
共同住宅で一定の要件を満たすものについて、消防用設備等の特例を認める「特定共同住宅等における必要とされる防火安全性能を有する消防の用に供する設備等に関する省令」(平成17年総務省令第40号)に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1 特定共同住宅等には、レストラン及びコンビニエンスストアが入っている複合用途の共同住宅も含まれる。
2 特定共同住宅等の種類の構造類型としては、「二方向避難型特定共同住宅等」、「開放型特定共同住宅等」、「二方向避難・開放型特定共同住宅等」及び「その他の特定共同住宅等」の4つがある。
3 特定共同住宅等の種類は構造類型による区分のみで、階数による区分はない。
4 消防法施行令(昭和36年政令第37号)第29条の4第1項の規定により「通常用いられる消防用設備等」に代えて用いることができることとされている「必要とされる防火安全性能を有する消防の用に供する設備等」には、住宅用消火器及び消火器具は含まれない。
- 解答
- 2
問23
マンションの給水方式に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1 高置水槽方式の給水圧力は、変動が少なく安定している。
2 受水槽方式の場合は、敷地内配管は水道法(昭和32年法律第177号)による給水装置の適用を受けない。
3 受水槽方式の一つであるポンプ直送方式では、一般に小流量時用の圧力タンクを設けている。
4 直結増圧方式は、受水槽・高置水槽が不要なため、スペースの有効利用や水道本管の圧力の利用によるエネルギー低減などのメリットも多いが、断水すると水の供給が得られなくなる。
- 解答
- 2
問24
給水・給湯用配管材料に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1 亜鉛めっき鋼管は、給水管として多用されてきたが、現在では給水用にはほとんど用いられていない。
2 硬質塩化ビニルライニング鋼管は、鋼管の内部に硬質塩化ビニル管が挿入されたもので、塩化ビニルの耐食性と鋼管の剛性との長所を併せ持っている。
3 耐熱性硬質塩化ビニル管は、耐食性に優れ、接着接合で施工が容易であるが、直射日光、衝撃、凍結には弱い。
4 水道用ポリブテン管、水道用架橋ポリエチレン管は、いずれも高温では強度が急激に低下するため、給湯用配管には用いることはできない。
- 解答
- 4
問25
マンションの電力設備に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1 マンションの共用部分への電灯と電力(動力)の引込み電力の合計が50kW未満の場合は、原則として低圧受電の一般用電気工作物となる。
2 電気事業の用に供する事業用電気工作物は、工事等の諸届出、技術基準の適合など厳しく規制されるが、自家用電気工作物にはそのような規制はない。
3 出力25kWの太陽電池発電設備は、一般用電気工作物となる。
4 高圧受電で借室方式又は借棟方式を採用している場合には、受電容量に制限が設けられている。
- 解答
- 1
問26
1階がピロティ形式となっている5階建鉄筋コンクリート造マンションの耐震補強方法として、最も適切なものはどれか。
1 1階ピロティ部分の柱に炭素繊維シートを巻きつける。
2 2階から4階の外壁部分に鉄骨製のブレースを取り付ける。
3 1階のピロティ部分開口部に軽量コンクリートブロックを積み上げる。
4 5階の構造体部分に制振ダンパーを設置する。
- 解答
- 1
問27
マンションにおける法定点検の対象となる建物・設備とその点検を行うことができる資格者の組合せとして、次のうち最も不適切なものはどれか。
- 解答
- 2
問28
排水管の洗浄方法の一般的名称に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1 高圧洗浄法とは、ホース先端のノズルから噴射する高速噴流により管内付着物等を除去する方法である。
2 スネークワイヤー法とは、スクリュー形、ブラシ形等のヘッドを先端に取り付けたワイヤーを管内に挿入し、回転や押し引きによって付着物等を除去する方法である。
3 ロッド法とは、長い棒をつなぎ合わせたものを手動で管内に挿入して閉塞物等を除去する方法である。
4 ウォーターラム法とは、閉塞した管内に洗浄剤を投入し、続いて温水を送り込み、閉塞物等を溶解することにより除去する方法である。
- 解答
- 4
問29
管理組合法人に関する次の記述のうち、区分所有法の規定によれば、誤っているものはどれか。
1 理事が数人あるときは、各自管理組合法人を代表する。
2 監事は、理事の業務執行に不正があると認めるときは、集会を招集し、理事解任の議案を提出しなければならない。
3 区分所有者名簿を備え置き、区分所有者の変更があるごとに必要な変更を加えなければならない。
4 管理組合法人と理事の利益が相反する事項については、監事が管理組合法人を代表する。
- 解答
- 2
問30
次に掲げる者のうち、区分所有法及びマンション標準管理規約の定めによれば、総会への出席を拒否される者として最も可能性が高いものはどれか。
1 「マンション管理業者との管理委託契約の締結について」が議題になっている総会において、管理費等の収納方法変更の説明を理事会から求められたマンション管理業者の従業員
2 「管理費等の値上げについて」が議題になっている総会において、これに反対する組合員から代理人として出席を依頼され、委任状を受け取った賃借人
3 「ペット飼育の制限について」が議題になっている総会において、室内犬を飼育している組合員から代理人として出席を依頼され、委任状を受け取ったその組合員と同居していない親族
4 「占有者に対する引渡し請求訴訟の提起について」が議題になっている総会に、出席しようとしている共同の利益に反する行為を繰り返している当該占有者である賃借人
- 解答
- 3