問題32
飲料用水槽に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1 水槽内部には、飲料水の配管設備以外の配管設備を設けることができない。
2 水槽を建築物の内部、屋上又は最下階の床下に設ける場合は、外部から水槽の天井、底又は周壁の保守点検を容易かつ安全に行うことができるように設置しなければならない。
3 大地震時に水槽が振動し水が漏洩することを防止するために、スロッシング対策を施した水槽の採用を検討する。
4 水槽の水を直接採取できる緊急遮断弁を受水槽に設けると、震災時に有効である。
- 解答
- 4
問題33
給水・給湯用配管に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1 樹脂コーティング継手は、継手の鉄露出部分及び鋼管のねじ部分のさびやすさを解消する防食処理が施された継手である。
2 被覆銅管は、耐食性が高く、住戸の給湯用配管に使用されている。
3 ステンレス鋼管は、給水・給湯用配管として使用することができる。
4 合成樹脂ライニング鋼管は、耐食性の合成樹脂を鋼管の内側にコーティングした配管であり、給水用配管に多く使用されている。
- 解答
- 1
問題34
給水・給湯用配管の劣化調査診断に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1 簡易調査は、配管の腐食傾向を把握するために行う調査であり、共用部分主管と専有部分住戸内配管について調査する。
2 共用系統主管の調査診断を効率よく行うために、代表系統より無作為に抽出して調査する。
3 受水槽の水と末端水栓から出る水の水質調査を行い、配管の劣化状態を評価する。
4 各種診断には、取扱いや劣化度判定の難易度に特徴があるため、複数の診断方法を組み合わせて行う。
- 解答
- 2
問題35
給水設備の改修に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1 水道本管から分岐以降、住戸内末端水栓まで配管を直結する直結直圧方式への変更を検討する場合は、事前に所轄の水道事業体へ採用可能かどうかを確認する。
2 給水管の更生工事は、劣化が小さい鋼管の内面のさびを除去して、樹脂等によりライニング処理することで、既設管の継続使用を図るために実施する。
3 高置水槽を撤去せずに直結増圧方式へ変更する計画では、直結範囲を引込管から高置水槽までとし、高置水槽以降末端水栓までは既存の給水管を使用することを検討する。
4 高置水槽方式の揚水ポンプの揚水量と、直結増圧方式の揚水ポンプの揚水量は、いずれも瞬時最大給水量で設計給水量を算出する。
- 解答
- 4
問題36
排水通気設備に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1 伸頂通気管等の通気設備は、排水管内部の劣化の進行を遅らせるために設けられている。
2 管径100mmの排水横管は、汚物等の付着を防ぐために1/100の勾配を最小勾配とする。
3 封水の深さが50mm以上100mm以下のトラップは、常時封水が保持されるため、破封するおそれがない。
4 通気口は、排水が流れる際に生じる上昇気流により、排水管内の悪臭ガスを直接大気に排出するために設置されている。
- 解答
- 2
問題37
排水設備の修繕設計及び施工に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1 伸頂通気方式の共用排水立て管の更新工事において、排水性能の向上を図る?ために、特殊継手排水システムの採用を検討する。
2 管径を変更しない共用排水立て管の更新工事において、新設排水立て管を位置を変更して設置する場合は、工事中の騒音や振動に配慮する必要がある。
3 排水管の更生工法を採用する場合は、「保全技術審査証明」を取得している工法を採用し、保証期間と保証内容を確認する。
4 排水管の更生工法は、雑排水管よりも汚水管を対象として実施することが多い。
- 解答
- 4
問題38
ガス設備に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1 土中に埋設された亜鉛めっき鋼管のガス配管は、20年以上経過すると、ガス漏れが発生しやすい傾向にある。
2 土中に埋設されたガス配管がポリエチレンで被覆され、継ぎ手のみが亜鉛めっきである場合は、計画的な改修が必要である。
3 共用部分のガス設備の更新工事では、新しい配管が露出しない設置計画にしなければならない。
4 古いガス栓は、長い年数が経過するとすり合わせ部分が摩耗して、ガス漏れの原因になる。
- 解答
- 3
問題39
マンションの消防用設備に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1 スプリンクラー設備は、火災の感知から消火まで自動で行う設備である。
2 不活性ガス消火設備は、酸素濃度の希釈作用によって消火する設備である。
3 泡消火設備は、泡の負触媒効果によって消火する設備である。
4 連結送水管は、火災時に地上に設けられた送水口から建物に設置された放水口に消防ポンプ車の水を送り、消火活動を行うためのものである。
- 解答
- 3
問題40
マンションの換気に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1 自然換気は、室内外の温度差等を利用して、室内の空気を入れ替える換気方式である。
2 第1種換気法は、機械換気設備により給気し、排気口から自然排気する換気方式である。
3 第3種換気法では、給気の確保が不十分である場合は、換気扇の能力を大きくして必要換気量を確保する。
4 ホルムアルデヒドを発散する建材を使用していない新築マンションの住戸には、24時間機械換気設備の設置は義務づけられていない。
- 解答
- 1