問題21
金属面用さび止め塗料に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1 「鋼構造物用さび止めペイント」は、油性の塗膜を形成して劣化外力を遮断する塗料である。
2 塗装による防錆効果には、塗膜の遮断機能と防錆顔料の化学的効果によるものがあり、それらが複合して効果を発揮する。
3 さび止め塗料及びプライマーは、防錆において重要な役割を持つ下塗り塗料である。
4 「鉛系さび止めペイント」は、既存マンションの新築時において、鉄鋼面に多く使用されていたが、現在は使用されていない。
- 解答
- 1
問題22
複層仕上塗材の劣化現象に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1 劣化は汚れの付着から始まり、その後、上塗材と主材の割れが同時に発生する。
2 光沢低下は、紫外線、熱、水分等により生じる初期の劣化現象である。
3 上塗材のふくれ・はがれは、主に塗膜内部に発生する劣化現象である。
4 日照や雨等の気象を要因とする劣化は、上塗層のみに発生する。
- 解答
- 2
問題23
塗装工事の環境対応に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1 第一種有機溶剤は、最も毒性が強い塩素系溶剤であるため、改修工事においては、使用することが禁止されている。
2 ホルムアルデヒド発散建築材料に区分される建築用塗料のうち、「F☆☆☆☆」が表示された塗料は、建築基準法による使用面積の制限を受けない。
3 厚膜形成時のひび割れ防止にアスベストが用いられていた仕上塗材は、添加量が少なく結合材で固められているが、修繕工事においては、飛散防止処置が求められる。
4 VOC(揮発性有機化合物)を使用する塗装工事は、塗装の作業工程及び工事完了後において、法による規制がある。
- 解答
- 1
問題24
新築マンションの防水工事の工法と保護層の選択に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1 屋上をテラスとして使用するために、アスファルト防水工法で現場打ちコンクリート断熱を施こした仕様を選択した。
2 人が通常歩かない階段室の屋上に、アスファルト防水工法で仕上塗料を施した断熱露出仕様を選択した。
3 開放廊下に、合成高分子系シート防水工法で仕上塗料を施した仕様を選択した。
4 バルコニーに、ウレタン塗膜防水工法で軽歩行用仕上塗料を施した密着仕様を選択した。
- 解答
- 3
問題25
防水層をコンクリートで保護する工法に発生する劣化現象に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1 パラペットの押出し
2 平面部の伸縮目地材の飛出し
3 立上り部の乾式保護板の倒れ
4 砂落ちによるルーフドレン周辺の砂の堆積
- 解答
- 4
問題26
シーリング材の劣化現象の原因として推定される次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1 シーリング材の変形は、目地のムーブメントにより発生する。
2 シーリング材の破断は、シーリング材の伸び能力の低下により発生する。
3 シーリング材の被着面からのはく離は、プライマーの不良により発生する。
4 シーリング材の白亜化は、シーリング材の皮膜の収縮により発生する。
- 解答
- 4
問題27
現場打ちコンクリートで保護している既存アスファルト防水層を改修する場合、次の記述のうち、周辺住人への影響の少ないものとして最も適切な(問題が生じにくい)ものはどれか。但し、改修後の屋上は非歩行とする。
1 保護している現場打ちコンクリートのみを撤去して、既存防水層を部分補修し改めて現場打ちコンクリートで保護する仕様を採用した。
2 保護している現場打ちコンクリートのみを撤去して、既存防水層を部分補修し露出工法で保護塗装をする仕様を採用した。
3 保護している現場打ちコンクリートは撤去しないで、その上に改質アスファルトシート系防水のトーチ工法を採用した。
4 保護している現場打ちコンクリートは撤去しないで、その上にFRP防水を採用した。
- 解答
- 3
問題28
サッシ及びドアの性能に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1 耐風圧性は、どの程度の風圧に耐えられるかを示す性能であり、最高圧力に応じた等級が定められている。
2 水密性は、風を伴う雨をどの程度防げるかを示す性能であり、立地条件により必要等級の目安が異なる。
3 遮音性は、枠と戸のすき間から漏れる空気の通気量で示される性能であり、等級の数値が大きいほど遮音性が高い。
4 断熱性は、サッシ・ドアの熱の通りにくさを示す性能であり、ドアの断熱性については枠と扉のすき間も影響する。
- 解答
- 3
問題29
マンションのアルミニウム製サッシ及び鋼製玄関ドアの改修工事に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1 サッシのカバー工法は、既存建具の枠のみを残し、乾式工法で新規サッシを取り付ける工法である。
2 サッシのかぶせ工法には、既存枠を引き抜いて、新規サッシを取り付ける工法がある。
3 ノンシール工法は、玄関ドアに採用するかぶせ工法の1つである。
4 持出し工法は、玄関ドアの改修に採用できるが、サッシの改修に採用できない工法である。
- 解答
- 1
問題30
設備配管の劣化詳細診断方法に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1 超音波厚さ計による方法は、探触子を配管内部に挿入して、腐食による肉厚減少状態を調査する方法である。
2 X線による方法は、X線を配管に照射して、配管及び継手の内部を調査する方法である。
3 破壊調査による方法は、対象配管を切断し、内部状況観察後に酸洗いを実施して腐食減肉部の残存肉厚を測定する方法である。
4 ファイバースコープによる方法は、先端部を配管内部に挿入して、さびこぶの付着状況を調査する方法である。
- 解答
- 1