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【過去問】平成29年度マンション維持修繕技術者試験問題

マンション維持修繕技術者試験過去問過去問・維持修繕技術者
過去問・維持修繕技術者

 

平成 29 年度
マンション維持修繕技術者
択一式試験
問題用紙

次の注意事項をよく読んでから始めて下さい。
(ご注意)
1択一式試験の試験時間は13時15分から15時35分までです。
2 途中退出は、試験開始から 1時間経った時点から認めます。試験監督員から案内があります。
3 これは「択一式試験問題」です。問題は 1ページから26ページまで、全50問あります。
4 試験開始の合図と同時に問題用紙のページ数を確認して下さい。もし、落丁や乱丁がありましたら、ただちに試験監督員に申し出て下さい。
5 解答は、別紙の解答用紙に記入して下さい。
6 正解は、各問題とも 1つだけです。2 つ以上の解答をしたもの、判読が困難なものは正解としません。? ?解答は、解答用紙の注意事項をよく読み、所定の要領で記入して下さい。
7 ご提出いただくのは解答用紙のみです。問題用紙はお持ち帰り下さい。
8 問題中の法令等に関する部分は、平成29年 4 月 1日現在で施行されている規定に基づいて出題されています。

一般社団法人マンション管理業協会

問題 1

国土交通省が公表している全国の分譲マンションの新規供給戸数及びストック戸数の推計に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 2016(平成28)年末時点で竣工後30年を超えるストック戸数は、150万戸を超えている。
2 2006(平成18)年から10年間の新規供給戸数の合計は、100万戸を下回っている。
3 1989(平成元)年以降、新規供給戸数が初めて10万戸を下回った年は、2010(平成22)年である。
4 1981(昭和56)年末までに供給されたストック戸数は、100万戸を超えている。

解答
2

問題 2

建物の構造形式に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 鉄筋コンクリート造の梁の主筋の周囲に配置するあばら筋は、梁が受けるせん断力に対する補強筋である。
2 鉄筋コンクリート造の帯筋は、柱の主筋の周囲に配置し、コンクリートを拘束することにより、柱の引張力を増大させる。
3 免震構造は、建物に免震装置を設けて、地震力に対して建物がゆっくりと水平移動し、建物の曲げや変形を抑える構造形式である。
4 制震(振)構造は、地震のエネルギーをダンパー等の制震部材を用いて吸収することにより、建物が負担する地震力を低減し、破壊されにくくする構造形式である。

解答
2

問題 3

マンションの専有部分の範囲に関する次の記述のうち、「マンション標準管理規約(単棟型)及びマンション標準管理規約(単棟型)コメント」(以下、「マンション標準管理規約」という。)によれば、最も不適切なものはどれか。

1 給水管のうち、本管から各住戸メーターを含む部分は、専有部分に含まれないものとする。
2 雑排水管のうち、立て管及びその配管継手は、専有部分に含まれないものとする。
3 玄関扉は、錠及び内部塗装部分を専有部分とする。
4 窓枠及び窓ガラスは専有部分に含まれないものとし、網戸は専有部分とする。

解答
4

問題 4

次の工事のうち、マンション標準管理規約によれば、普通決議により実施可能と考えられるものはいくつあるか。

ア.階段室部分を改造してエレベーターを新たに設置する工事
イ.耐震改修工事に関し、柱や梁に炭素繊維シートや鉄板を巻き付けて補修するもので、基本的構造部分への加工が小さい工事ウ.大規模な駐車場の増改築工事
エ.新たに光ファイバー・ケーブルを通すために、建物の外壁、耐力壁等に工事を加え、その形状を変更するような場合でも、建物の躯体部分に相当程度の加工を要するものではなく、外観を見苦しくない状態に復元する工事
1 .一つ
2 .二つ
3 .三つ
4 .なし

解答
2

問題 5

建物の維持保全に関する次の記述のうち、建築基準法又は消防法によれば、誤っているものはどれか。

1 建築物の所有者、管理者又は占有者は、その建築物の敷地、構造及び建築設備を常時適法な状態に維持するように努めなければならない。
2 一級建築士又は二級建築士は、建築基準法第12条に定める防火設備の調査を行うことができる。
3 防火対象物の関係者は、消防の用に供する設備、消防用水及び消火活動上必要な施設について消火、避難その他の消防の活動のために必要とされる性能を有するように設置し、維持しなければならない。
4 スプリンクラー設備の機能について、外観から又は簡易な操作により判別できる事項の点検は、1年に1回行う。

解答
4

問題 6

建築基準法第12条に規定する建築物の定期調査報告における調査に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1 補強コンクリートブロック塀の劣化及び損傷の状況は、目視等により確認し、著しいひび割れ、破損又は傾斜が生じている場合に、要是正と判断する。
2 鉄筋コンクリート造の外壁躯体の劣化及び損傷の状況は、目視等により確認し、コンクリート面に鉄筋露出又は著しい白華、ひび割れ、欠損がある場合に、要是正と判断する。
3 屋上回り(屋上面を除く。)のパラペットの立上面の劣化及び損傷の状況は、目視及びテストハンマーによる打診等により確認し、モルタル等の仕上材に著しい白華、ひび割れがある場合に、要是正と判断する。
4 非常用の照明装置の作動の状況は、原則作動確認を行って作動しなければ要是正と判断するが、1年以内に実施した定期検査の記録がある場合に限り、当該記録により確認することで足りる。

解答
4

問題 7

平成20年に策定された「長期修繕計画標準様式」及び「長期修繕計画作成ガイドライン・同コメント」(以下、「長期修繕計画作成ガイドライン」という。)に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 長期修繕計画の構成は、マンションの建物・設備の概要等、調査・診断の概要、長期修繕計画の内容、修繕積立金の額の設定の4項目を基本とする。
2 長期修繕計画においては、会計状況、設計図書等の保管状況等の概要について示す。
3 長期修繕計画に示す維持管理の状況として、法定点検等の実施、調査・診断の実施、計画修繕工事の実施、長期修繕計画の見直しについて示す。
4 修繕周期とは、劣化する建物の部位や設備の性能・機能を、実用上支障がない水準まで経済的に回復させることができなくなるまでの期間をいう。

解答
1

問題 8

長期修繕計画の作成又は見直しに関する次の記述のうち、長期修繕計画作成ガイドラインによれば、最も適切なものはどれか。

1既存マンションの推定修繕工事費の単価は、過去の計画修繕工事の契約実績を参考に設定することは適切ではない。
2 長期修繕計画の収支計画の検討では、計画修繕工事の実施時の見積のように、修繕設計をもとに将来実施する計画修繕工事の費用を詳細に積算することが求められている。
3 一般管理費は、見込まれる推定修繕工事ごとの総額に応じた比率の額を、単価に含めて設定する。
4 修繕積立金の運用益、借入金の金利、物価の変動等は不確定な事項であるため、作成又は見直し時点においてこれらを想定して明記することは適切ではない。

解答
3

問題 9

平成23年に策定された「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 本ガイドラインは、分譲事業者から提示された修繕積立金の額の水準について、新築マンション購入予定者が判断する際の参考資料として活用されることを目的の1つとし、策定された。
2 修繕積立金の積立方法は、将来にわたって安定的な修繕積立金の積立を確保する観点では、当初の負担額が小さい段階増額積立方式が望ましい。
3 マンションの修繕工事費は、建物の形状や規模、立地により変動する。
4 ディスポーザー設備やセキュリティー設備等が設置されているマンションでは、修繕工事費は増加する傾向がある。

解答
2

問題10

大規模修繕工事に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 大規模修繕工事における競争入札方式は、選定した複数の施工会社が提出する見積金額のみではなく、その他の要素を多角的に検討し、最も適切と考える施工会社を選定する方法である。
2 大規模修繕工事における特命随意契約は、特定の1社から受領した見積内容について検討・協議をし、契約する方式である。
3 大規模修繕工事前に実施する調査診断は、建築物等における劣化の程度を評価・判断し、将来への影響を予知することによって必要な対策を立案することが目的である。
4 監理者が、実施設計どおり大規模修繕工事が行われているかの確認において、施工者に対して指示及び承認をすることを工事監理という。

解答
1
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